＊Dear……＊～ハイスペック男子と甘いLove Storyを～

暗くて表情がよく見えずホッとする反面、先輩が黙り込んだことに不安を感じる。

しかも溜め息まで落とされ更に不安は降り積もる。


｢縮める度にまた置かれる。…… でも諦めなければ少しずつでも確実に縮まるかな？｣


それ……私との距離って意味？

……意味わからない。

距離を置こうとしたのは先輩の方じゃない？

それなのになぜそんなこと言うの？

こんな優しくするの？

私は、先輩の言葉がいまいち理解出来ず苛立ちを覚えた。

でもそれを抑え穏やかに話を続けるよう努める。


｢これ以上、先輩に迷惑掛けたくないんです。……それに課長に誤解されたら困りますよね？｣