*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「めちゃうんま~い。先輩料理上手ですね」


私の素直な感想に、先輩は更に目尻を下げて笑い出す。


「普通だよ。超腹減ってりゃ何でも美味いって。っていうか、お粥って料理? 美愛こそ酒のつまみ得意って聞いた。……今度作って。元気になったら一緒に飲もう」


「……はい。是非お礼させて下さい」


私の返事に、とても嬉しそうに満面の笑みを浮かべてまた口に運んでくれる。

そんな先輩を見ていると、私も嬉しくて幸せで頬が落ちちゃいそう!

……いつの間にか呼び捨てになってるのが、嬉し恥ずかし。

でももう絶賛OKです。

思わせ振りなセリフも瞳も掌も。

だってもう遅い……傍にいてくれるのが、嬉しくて胸が弾みっぱなし。

類といるより何十倍も嬉しい分、切なさも比例するけどいい…… もう悔しいほど完全に心奪われてるから。

だから海斗さん、お帰りなさい……

今は今だけは、素直な私でいさせて。

夢は、必ず覚めるとわかっているから。
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