*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
そして共鳴するように、私の唇にも同じく三日月が浮かび上がる。


「ありがとうございます」


「……どういたしまして」


雨雲が広がり雨漏りしていた部屋の空模様も、すぐに晴れ間が見えてきた。

……やっぱり先輩が好き。

この笑顔を信じたい。

信じよう……課長とは、後ろめたい関係なんかじゃないと。

先輩の清々しいほど澄み渡る瞳を信じよう。
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