*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
絶対絶対、秘密で通さなければ。

ほ~ら、先輩の彼女談始まった。

探り入れられる前に隙を狙ってプランナールームに逃げ込みセーフ!

ホッと笑顔でルーム内のスタッフと挨拶を交わし、課長の元に一直線。


「おはよう、大変だったね」


「おはようございます。ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」


「ま、冬本番はこれから。体調管理しっかり頼むよ」


丁寧に頭を下げて謝罪をすると、パンフらしき物でポンと頭を叩かれる。

そして私に差し出してくる。


「……えっ!?」


目にするなり思わず甲高い声を上げてしまう。

なぜなら先輩と私が、新しい和婚パンフレットの表紙を飾っていたから。
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