*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
それを私にだけ解禁とは……まさか私に協力しろ?

だから私を幹事に? ……勘弁!

今は、人の恋路の世話してる暇なんてない。

自分だけで精一杯。

先輩すぐ帰っちゃうんだもん……って、帰国日いつ?

早急に確認しなきゃ。


「もう吹っ切れてるんだよね?」


「……何がですか?」


「……大西」


ああ、課長の話の最中だった。

いつの間にか先輩のことで頭満タンになるほど、私の心はもう先輩だけに独占されていると実感する。
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