*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「大丈夫です」
課長の温かな手の温もりに、不覚にも涙が浮かび上がり背を向け慌てて机に椅子を整えると、床に小さな物が落ちているのに気付く。
拾ってみると指輪で、驚くことに私が無くした物とそっくりである。
サロンで同じ指輪をしてる子はいないはずと思いながら、ボ~ッと指先の指輪を眺めていると、横からスッと抜き取られる。
顔を上げると、やっと先輩と目を合わせることができた。
「ありがとう。つい滑らせて二階から……。驚かせて申し訳ない。……明日の挙式は、君の担当だそうだね。早く帰って休むといい。……御大事に。お疲れ様でした」
「…………先輩!」
課長の温かな手の温もりに、不覚にも涙が浮かび上がり背を向け慌てて机に椅子を整えると、床に小さな物が落ちているのに気付く。
拾ってみると指輪で、驚くことに私が無くした物とそっくりである。
サロンで同じ指輪をしてる子はいないはずと思いながら、ボ~ッと指先の指輪を眺めていると、横からスッと抜き取られる。
顔を上げると、やっと先輩と目を合わせることができた。
「ありがとう。つい滑らせて二階から……。驚かせて申し訳ない。……明日の挙式は、君の担当だそうだね。早く帰って休むといい。……御大事に。お疲れ様でした」
「…………先輩!」