*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
どう言い訳しようか内心パニクっていると、先輩は苦笑いを見せる。


「実は、大学の後輩なんだ、彼女」


「……マジ?」


私も苦笑いして頷くと、課長は横目で面白く無さげな顔で聞いてきた。


「はい……」


「口止めされてたから。俺は、バレても構わなかったけど……ね?」


黙って頷くと、何だか意味ありげというか楽しげに見える。


「あ、何? 美愛ちゃ……チーフ」


「……いえ、お疲れ様でした」


「お疲れ様。……例の件は、また連絡するよ」


「……はい」
< 342 / 581 >

この作品をシェア

pagetop