*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「何で隠してたの? 副社長の事」


「……別にわざわざ知らせる必要ないですし、知られたら色々面倒になりそうで。現に出張後から面倒で仕方ありません」


納得顔で頷くも、課長は私の腕を掴んだまま至近距離からじっと見つめてくる。

やだな……早くここから離れたい。

先輩は、そんな私の思いを見透かしたように小声で謝り腕を離してくれる。


「最後に一つだけ教えて。……副社長……元カレとか?」


「……ないない! ないです!ただの先輩と後輩です」
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