*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「俺もだよ。傍に居てほしいのは、美愛だけ。……もうずっとこうして美愛を抱き締めたかった」


頭上からの甘い囁きにブルーな気分から一転、レインボーシャワーを浴びて昇天してしまいそうな気分になる。


「でも心配だ……美愛モテるし、課長もこのまま引き下がるとは思えないし、彼とも完全に別れたわけじゃないし。……オマケに無自覚の隙だらけだし」


……今の言い方で、熱の時先輩を『無自覚の女たらし』って言ったの根に持ってるとみた。

だって本当のことだもん。

先輩が、何気に微笑むだけで、ポヤ~ってハート飛ばしてる子数えきれないほど見てきたし。

……私、その筆頭主。
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