*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「そのセリフ何倍にもして御返しします。私こそ桁違いの心配……。先輩こそ世界各地で二桁股掛けてても不思議じゃないですし。知ってますよ、ニューヨークで女優に告白されたり、新婦さんに一目惚れされたのも」


私の返しに一瞬絶句!

そのあまりの目の泳がせ方に、まさか……!?

私まで絶句してしまう。


「……まさか本当に二桁股?」


「なわけないだろう!!何で女優の事……鬼濱? だよね? ……そんなのどうでもいい。二桁股不思議じゃないって、俺をそんな男と思ってたの?」


「思ってません! しても不思議じゃないくらいモテるっていう意味。……ごめんなさい。ただ……急に不安に……明日帰っちゃうなんて……。だってモテまくりの先輩が、私みたいな普通女子……何で?」
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