*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「はぁ……ごめんなさい。先輩は、何も悪くないのに……」


私は、落ち着こうと目を瞑り息を吐いてから、首元に顔を埋めて蚊の鳴くような声で謝った。

すると先輩は、ゆっくり優しく髪を撫でてくれる。


「美愛が、謝ることでもないよ。ただ何でって言われても……正直わからない。でも再会して確信したんだ。もう美愛以外考えられない、この先ずっと俺の傍に居てほしいって。……ダメかな?」


その言葉に心底ホッとして懸命に左右に首を振りまくると、すぐに小さな息の音が漏れてきた。


「よかった……。いきなり超遠恋なんて、やっぱ無理って言われるの覚悟してたんだ。……本当は、知ってる。美愛が、凄い寂しがり屋で一人暮らしも心細くて好きじゃない事も。でも昔から憧れのラブマリ
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