*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
その瞬間、先輩をまとう空気がスッと冷えるのを感じ取る。

ヤバッ! 拒否ったと思われた?

どうしよう……違うのに。

恐る恐る先輩を見上げると同時に先輩は腕時計に目を向ける。


「まずい! 急げ」


そして慌てて車から降りると、すぐに私の横のドアが開きすぐ前に戻るよう促された。

戸惑いながらも即助手席に乗り込むと、シートベルトを付ける間も無くバックして走り始める。
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