*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
『俺、向こうでもずっとするから、美愛もプライベートでもずっと付けててほしい。……超強力な男避け』


思わず抱き締めたくなるような照れ顔で目を逸らした先輩に胸がキュンキュンの私は、衝動的に隣の長い右腕に手を伸ばし、キュッと左手を絡めて寄り添った。

すると先輩も頭をコツンと寄り添ってくれる。


『先輩も金髪ギャルにモテなくなりますよ?』


『いいけど、いい加減先輩も敬語……いいや、次会う時までの宿題』


『……忘れそうです、先生』


先輩は、すっかり気分は恋人同士でもう甘えたくて離れたくなくて仕方ない私の髪を、優しくいとおしみながら撫でてくれた。
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