*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「あれ? こんな所に可愛いトナカイ出没。館内中クリスマス一色だから迷い込んだかな?」
はい! 私、真っ赤なお鼻のトナカ~イ・綾瀬でございま~す。
後ろからの声に胸を弾ませ顔を向けると、予想通り愛しの先輩が寒そうに身を縮こませエレベーターから歩いて来る。
……嬉しい。
わざわざ見に来てくれたの?
ヤバい……ニヤける。
「……お疲れ様です」
「それは、君の方だろ? 朝から青くなるわ赤くなるわで、ほんと君の担当挙式は、ずっと何かと楽しませてもらえる」
……大袈裟な。
だいたい先輩が、私の担当日に……見てくれてたって言ってたか。
でも緊急時にいつものはずない。
先輩は、私の意義あり! な顔を察したようで、更に楽しげな顔で見下ろしてくる。
「俺、帰国の度に君の挙式披露宴見てるし。君は、俺のこと全く眼中になかったから、一度も気付いてくれなかったけど。ま、極力目立たずバレないように眼鏡してたけど。いつもはコンタクト」
だから京都の再会以来、眼鏡してないんだ。
そう言えば披露宴後に何度か『副社長いたよね』って声聞いてたかも。
はい! 私、真っ赤なお鼻のトナカ~イ・綾瀬でございま~す。
後ろからの声に胸を弾ませ顔を向けると、予想通り愛しの先輩が寒そうに身を縮こませエレベーターから歩いて来る。
……嬉しい。
わざわざ見に来てくれたの?
ヤバい……ニヤける。
「……お疲れ様です」
「それは、君の方だろ? 朝から青くなるわ赤くなるわで、ほんと君の担当挙式は、ずっと何かと楽しませてもらえる」
……大袈裟な。
だいたい先輩が、私の担当日に……見てくれてたって言ってたか。
でも緊急時にいつものはずない。
先輩は、私の意義あり! な顔を察したようで、更に楽しげな顔で見下ろしてくる。
「俺、帰国の度に君の挙式披露宴見てるし。君は、俺のこと全く眼中になかったから、一度も気付いてくれなかったけど。ま、極力目立たずバレないように眼鏡してたけど。いつもはコンタクト」
だから京都の再会以来、眼鏡してないんだ。
そう言えば披露宴後に何度か『副社長いたよね』って声聞いてたかも。