*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「じゃあ……よろしく! 綾瀬チーフ。さ、チェックインしようか」


そう言うと、今度は頭をポン!


「……え?」


よろしくって何を?

それに綾瀬チーフって……。

二度目の意味不明な言葉に

ポカン……としていると、先輩は胸ポケットから

私に名刺らしき紙を見せてくる。

……これ、私がフロントに預けた名刺。

……なぜ先輩が?

頭の中で"謎"の文字が大量生産されてる私に、先輩はニヤリ。

ポケットから更に名刺入れを出すともう一枚差し出してくる。
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