*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
軽く閉じた目を開くと、なぜか先輩は甘~く見つめたままネクタイを緩め、背後のドアの鍵を閉める。

……何で鍵?

あ、そろそろ空港に行く時間?

着替えて行くんだ。

急に寂しさ募り出し固い胸にピタリ寄り添い見上げていると、たまに見せる悪戯な顔で見下ろしてくる。

直後、私のマゼンタ×ホワイトのスカーフを緩め、素早く開襟シャツのボタンをふたつ外すと、
唇を肩に潜らせるからパニパニ大パニック!!

何考えてるの!?

さすがに有り得ないを超越しすぎっ!

私のパニクリ人生史上No.1! に一躍躍り出たと断定するほど驚き、飛び退くように後退してしまう。
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