*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
そうかも……

確かにその方が、しっくりくる。

海斗先輩にとっての再会は、私の入社試験になるんだ。

そして帰国の度に私のこと見てたって言ってた。


「じゃあ、いつから私を? 先輩は、何も聞いてなかったの?」


「ない。あの男、昔から特に女性関係は秘密主義だから。マジムカ付くくらい。大学ん時もずっと好きな子さえ『いない』のホラ吹き野郎だったし。……ま、言えなかっただけで、ようやくいたの認めたけど……フフフ」


何その笑い……。

先輩は、また意味深に眉動かしてコーヒーを飲み干すと、そのまま立ち上がる。
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