*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
私と同じように頬杖付いて話す先輩まで超不安な顔につい笑ってしまう。

でも海斗先輩が、そんな心配してくれてるなんて嬉しい反面、山盛りの申し訳なさ感じる。


「結婚は、正直したいよ。でも好きな人じゃなきゃ意味ない。だからもう類とは出来ない。ただ類が、プロポーズしてくれるほど真剣に私のこと考えてくれてるとは思ってなかった。だから超驚いて動揺したけど、揺れてはないよ。
だって今は……先輩のことが誰より好きだから。ただ罪悪感は、感じてる。類と話もしないで一方的にさよならして、自分だけさっさと新しい恋愛始めて……。何て身勝手なんだろうって思う」


話している途中に目が泳ぎ出しどんどん俯いていった私は、いつの間にか両手を膝の上で握り締め、完全に下を見ていた。
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