*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
必死に平静を装い否定すると、類からは何も返ってこない。

よかった……電話で。

じゃなかったら、絶対バレたに違いない。


『でもあいつは、美愛に気がある。じゃなきゃただの後輩の為、いきなりあんな敵意剥き出しになるか? プロポーズの邪魔するなんて確実だ』


「……もう先輩の話はいい。……あ、鍵送ってくれた?」


これ以上先輩を悪く言われるのに我慢できなくなった私は、思い出したフリをして本題に入った。
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