*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
ベッドサイドに座ったみままバタンと倒れ込み、特大の溜め息を付くと同時にまた着メロが鳴る。

また類じゃないよね?

おそるおそる画面を覗くと……先輩!

心に滞っていた分厚い雲は一瞬で消滅し、心のスクリーン一面に青空が広がり、太陽がキラキラ輝き出す。


「お疲れ様です」


《美愛こそお疲れ様。今、車で移動中。長電話してたね~。涼子さん?》


つい黙り込み、慌ててさりげなく否定するものの、ストレートに類の名を出され嘘付けずまた黙り込む。
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