*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
*告白は突然に・3*
「__で、号泣しちゃったの。最悪でしょ? 先輩の仕事中に」


「でも超絶嬉しかったと思うよ。誕生日に欲しいのは俺だけ、他に何もいらないなんて言われたら……クゥ~ッ! 超シビレる。言われて~」


残念ながら超退かれたもよう……

現に二日間、連絡なし。

アメリカに戻ってから、どんなに忙しくても必ず連絡くれてたのに……。

まだ十日も経ってないのに、やっぱ超遠距離なんて私にはハードル高すぎ。

はぁ……。


「まぁまぁ、そう気を落とさずに。もうすぐ溜め息の原因一つ減るし」


ただ今、誕生日前日の仕事帰り。

類と待ち合わせのホテルに相葉先輩の車で向かっているところで、街中はすっかりクリスマス気分一色。

そこら中に赤・青・緑etc.天使等様々なイルミネーションが装飾され、その美しさに目を奪われながらも私の気分はブルー一色なのが切ない。

今日は、さんむ~い中二つの挙式を取り行い、途中思わぬハプニングに冷や汗かきまくりで超疲れた。

お腹ペコペコながらも飲み会に備え、お腹とのバトル真最中。

それなのにこれから類と合鍵争奪戦なんて地獄……行きたくな~い!

会いたくな~い!

返してくれる保証もないし。
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