＊Dear……＊～ハイスペック男子と甘いLove Storyを～

先輩は、冷凍人間化した私の代わりに、経緯を話してくれた。

少々捏造されてはいるけれど……。


｢美愛ちゃんが、二股出来るような人かどうか、君達もよくわかってるだろ？ ……俺的には例え二股でも、彼女と付き合えるなら受け入れたくなる｣


そう言って私を振り返った瞳は、鮮やかな恋色に染まり実に照れ全開の顔を見せてきた。

私は、その姿に一瞬で解凍されキュン死しそうなほど胸の鼓動の高鳴りを感じる。

そんな私をまた楽々抱き上げる先輩に、もう堪えきれないほど熱く甘い想いがほとばしり、首に手を回してキュッと先輩にしがみつく。


｢……予約時間だよ。お疲れ様でした。御先に失礼します｣