*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「ご馳走様でした! 完食!」


「実に気持ちのいい食べっぷり。ごめんね、遅くなって」


笑って首を振るけれど、急にどうしたらいいのかわからず黙り込んでしまう。

どうしよう? どうしたらいい?

今夜……ここに泊まるんだよね?

朝までふたりきりで過ごす…… んだよね?

先輩の……腕の中で……。

全く予想外のリアルに、どうしよう? の世界到来。

お泊まりの準備なんて何ひとつしてないんだもん。

それより何より、まだ心の準備が出来てないけど即するしかない。

その上しっかり完食しちゃってお腹出てるに違いない。

目先の欲に完敗なんて女子力低すぎかも……。
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