*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
私のオデコに手を当てながら話終え、パウダールームに歩いて行く先輩の背中に私は衝動的に抱き付いた。

驚き振り向く先輩の背中にしっかりと頬と体を1ミリの隙間なくピタリ当て、キュッと逞しい胸を掌で包み込む。


「……熱なんかじゃない。……ただ、海斗さんに酔いしれてるだけ。私も車で寝て元気。……だけど朝までは自信ない。でも…………頑張ってみる」


次の瞬間、先輩は簡単に私の腕から抜け出すと、私を男らしい胸に強く引き寄せ折れそうなほど強く激しく抱き締めた。
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