＊Dear……＊～ハイスペック男子と甘いLove Storyを～

信じられない想いで凝視していると、私を見つめる恋の炎は寂しさの雲に覆われ、悲しみの雨に変わる。


｢……そろそろ行くよ｣


｢……うん｣


また懲りずに雨垂れのように流れる涙をサッと指で拭い、今頑張れる限りの笑顔で愛を込めて海斗さんを見つめ続ける。


｢行ってらっしゃい。……待ってる。例え一年後にしか会えなくなったとしても待ってる。ずっとずっと待ってる。海斗さんだけを想ってる
。だから……帰って来てね、私のところに。一番に海斗さんの輝く笑顔を見せてね｣