*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
私は、まずは謝りさりげなく話題を変えることに。


「すみません。ただ社内で学生気分で接するのは失礼かなって」


「それだけ? 君に……君達女子社員にとって俺の肩書きは、負担にしかならない?」


その言葉に確信した。

先輩の忘れられない人は、社内にいると。

そのとたん胸がドキドキし始める。

海外事業部の人? それとも同期?

本社にいる可能性大だよね。

……誰?

何年も先輩の心を繋いだままでいるほどの極上女子は……。


「あ……ごめん、独り言と思って忘れて」


先輩は、呆然と立ち尽くし考えを巡らせる私に、少し焦りながら謝ってくれた。
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