お見合いさせられました!
エリート男子、五十嵐さんはひとしきり笑って、また落ち着いた表情に戻った。
「大笑いしてしまって、すみません。ちょっと想像以上だったもので、つい我慢出来ませんでした」
「はぁ?」
首を傾げる。
なにが?
全然わからないんだけど。
「実は私が奏美さんのご両親に、今日連れて来ていただくために嘘をついていただくようにお願いしたんです。そのことについては申し訳ありません。謝ります。それでもお会い出来て、良かったです」
「はぁ?」
さっきから間抜けな返事しか出来ない。
さっぱり話が見えてこないんだけど。
「お見合いと言ったら、奏美さんは来なかったでしょう?」
「はい」
即答!
120%来ませんでしたよ!
「アメリカから一時帰国した甲斐がありました。お会い出来て良かったです」
「はぁ」
五十嵐さん、すごく満足そうなんだけど、なんで?
私は隣にいる母をチラッと見る。
私の両親もなぜか満足そう。
「奏美~!良かったじゃない~!こんなすごい人とお見合い出来るなんて!」
私を騙しておいて、なんてこと言うのさ!この両親は!
しかも、五十嵐さんのご両親と仲良く談笑し始めている。
冗談じゃないよ!
「せっかくですから、お見合いという形は忘れて、食事会と思って、ランチをいただきましょう」
「はぁ」
なんだか私、五十嵐さんのペースに乗せられてる気がする。
全力否定はどこいった?
ランチと聞いてオッケーしてしまった私は、おバカなんでしょうか?
誰か教えてください。
「大笑いしてしまって、すみません。ちょっと想像以上だったもので、つい我慢出来ませんでした」
「はぁ?」
首を傾げる。
なにが?
全然わからないんだけど。
「実は私が奏美さんのご両親に、今日連れて来ていただくために嘘をついていただくようにお願いしたんです。そのことについては申し訳ありません。謝ります。それでもお会い出来て、良かったです」
「はぁ?」
さっきから間抜けな返事しか出来ない。
さっぱり話が見えてこないんだけど。
「お見合いと言ったら、奏美さんは来なかったでしょう?」
「はい」
即答!
120%来ませんでしたよ!
「アメリカから一時帰国した甲斐がありました。お会い出来て良かったです」
「はぁ」
五十嵐さん、すごく満足そうなんだけど、なんで?
私は隣にいる母をチラッと見る。
私の両親もなぜか満足そう。
「奏美~!良かったじゃない~!こんなすごい人とお見合い出来るなんて!」
私を騙しておいて、なんてこと言うのさ!この両親は!
しかも、五十嵐さんのご両親と仲良く談笑し始めている。
冗談じゃないよ!
「せっかくですから、お見合いという形は忘れて、食事会と思って、ランチをいただきましょう」
「はぁ」
なんだか私、五十嵐さんのペースに乗せられてる気がする。
全力否定はどこいった?
ランチと聞いてオッケーしてしまった私は、おバカなんでしょうか?
誰か教えてください。