お見合いさせられました!
あれこれ考えてるうちに、あっという間に午前中の業務が終わった。
私は急いで退社して、ランチも食べずに空港に向かった。
空港に着くと、電光掲示板で五十嵐さんの乗る飛行機の時間を確認して、出発口に向かう。
出発口の前には、一際目立つエリート男子、五十嵐さんが待ち構えていた。
「遅い」
開口一番に言われたのが、その一言。
酷くない?
昨日来いって言うから、仕事早退までして来たのに、遅いって。
スーツをビシッと着こなして、腕組みしてる五十嵐さんに見下ろされると、こっちは縮こまってしまう。
目力半端ないし。
「これでも急いで来たんです」
出発まではまだまだ時間あるのに。
五十嵐さん、意地悪だな。
「行くぞ」
「どこ行くんですか!?」
五十嵐さんは私の手を握って引っ張っていく。
ちょ、ちょっと!手!
なんで手繋いでるの!?
しかも足の長い五十嵐さんのペースで歩かれて、こっちはついていくのに必死なんだけど。
息が上がりそう。
そんな私にやっと気づいてくれて、五十嵐さんはゆっくり歩いてくれた。
私は大きな背中についていくのが精一杯。
なんだか、この人のペースに巻き込まれてる気がする。
どうしよう。
なんだかものすごーく嫌な予感がする。
私は急いで退社して、ランチも食べずに空港に向かった。
空港に着くと、電光掲示板で五十嵐さんの乗る飛行機の時間を確認して、出発口に向かう。
出発口の前には、一際目立つエリート男子、五十嵐さんが待ち構えていた。
「遅い」
開口一番に言われたのが、その一言。
酷くない?
昨日来いって言うから、仕事早退までして来たのに、遅いって。
スーツをビシッと着こなして、腕組みしてる五十嵐さんに見下ろされると、こっちは縮こまってしまう。
目力半端ないし。
「これでも急いで来たんです」
出発まではまだまだ時間あるのに。
五十嵐さん、意地悪だな。
「行くぞ」
「どこ行くんですか!?」
五十嵐さんは私の手を握って引っ張っていく。
ちょ、ちょっと!手!
なんで手繋いでるの!?
しかも足の長い五十嵐さんのペースで歩かれて、こっちはついていくのに必死なんだけど。
息が上がりそう。
そんな私にやっと気づいてくれて、五十嵐さんはゆっくり歩いてくれた。
私は大きな背中についていくのが精一杯。
なんだか、この人のペースに巻き込まれてる気がする。
どうしよう。
なんだかものすごーく嫌な予感がする。