フェイク アフェア ~UMAの姫と御曹司~
3-2
個人秘書になって2週間。
慣れてくると今までいかに修一郎さんが私のために仕事をやりくりして早く帰宅してくれていたのかがわかった。
これからは修一郎さんのためにも会社のためにも私が足手まといにならないようにしなくてはいけない。
せめて、指示された仕事はしっかりやらないと。
毎朝、専務室で行われる打ち合わせの間に専務のデスクのパソコンを使って黙々とメールの振り分け作業をする私に、打ち合わせに訪れる各部の部長さんはじめ皆さんも徐々に慣れてくれてきていた。
初めの数日は挨拶もぎこちなかったけれど、最近は皆さん笑顔で挨拶してくれる。
修一郎さんに仕事のペースを元に戻すようにお願いして、私だけ先に帰宅することもしばしば。
もちろん、誰かが必ず部屋まで送ってくれる。
ほとんどはお義兄さんの佐々木さんだからかなり安心。
少し会社にも仕事にも慣れてきていた。
だから、修一郎さんの出張が決まってもあまり不安は無かった。
「俺の留守中は出勤しなくてもいい」と言われた時には悲しくなってしまい
「私が無能だからですか?」
と聞いてしまった。
「バカだな。俺も義兄さんもいないから不安じゃないかと思ったんだよ」
と困った顔をされた。
「専務室から出ませんから出勤したいです」とお願いするとOKしてくれた。
やりかけのファイリングがあったし、修一郎さんの出張中3日間マンションに1人でいるのもキツい。
「心配しなくて大丈夫ですよ」
隣に座る修一郎さんの手をとり私の膝に乗せてぽんぽんとした。
「何かあったらすぐに電話しますから。修一郎さんもお仕事頑張って下さいね」
修一郎さんはなぜか困った顔をしたけど、すぐに笑顔を見せてくれた。
慣れてくると今までいかに修一郎さんが私のために仕事をやりくりして早く帰宅してくれていたのかがわかった。
これからは修一郎さんのためにも会社のためにも私が足手まといにならないようにしなくてはいけない。
せめて、指示された仕事はしっかりやらないと。
毎朝、専務室で行われる打ち合わせの間に専務のデスクのパソコンを使って黙々とメールの振り分け作業をする私に、打ち合わせに訪れる各部の部長さんはじめ皆さんも徐々に慣れてくれてきていた。
初めの数日は挨拶もぎこちなかったけれど、最近は皆さん笑顔で挨拶してくれる。
修一郎さんに仕事のペースを元に戻すようにお願いして、私だけ先に帰宅することもしばしば。
もちろん、誰かが必ず部屋まで送ってくれる。
ほとんどはお義兄さんの佐々木さんだからかなり安心。
少し会社にも仕事にも慣れてきていた。
だから、修一郎さんの出張が決まってもあまり不安は無かった。
「俺の留守中は出勤しなくてもいい」と言われた時には悲しくなってしまい
「私が無能だからですか?」
と聞いてしまった。
「バカだな。俺も義兄さんもいないから不安じゃないかと思ったんだよ」
と困った顔をされた。
「専務室から出ませんから出勤したいです」とお願いするとOKしてくれた。
やりかけのファイリングがあったし、修一郎さんの出張中3日間マンションに1人でいるのもキツい。
「心配しなくて大丈夫ですよ」
隣に座る修一郎さんの手をとり私の膝に乗せてぽんぽんとした。
「何かあったらすぐに電話しますから。修一郎さんもお仕事頑張って下さいね」
修一郎さんはなぜか困った顔をしたけど、すぐに笑顔を見せてくれた。