私にとって初めての恋。
各クラスの連合も決まって、準備も着々と進んであとは当日を待つだけとなった。
お昼休み、お昼を食べるメンバーも美陽、束李、龍月、悠琉の4人になりつつあった。
「そう言えば美陽、体育祭当日って…お弁当?」
束李に聞かれ、口の中に物が入っていた美陽は首を小さく縦に振った。
飲み込んでから美陽は話す。
「そうだよ、持参。…いつものいる?」
束李は美陽に一生懸命にお願いした。
「いつものって?」
悠琉が隣にいる美陽に聞いた。
「いつものって言うのはですね、中学の頃からなんですが…こういうイベントの時のお弁当です。たくさん動いたり水分補給もありますから、私が束李に作ってる特製ドリンクやお弁当のことです」
美陽は説明しておかずを口の中に運ぶ。
「へぇー、体育祭とかそういうときは決まってやってるの?」
次は龍月が聞いて来た。
美陽が答えられない代わりに束李が答えた。
「はい、大会のときとかも任せちゃってます。美陽のお弁当は美陽お手製でどれも美味しく、特製ドリンクもお腹に溜まるのにサラッとしてて…」
束李の言葉に美陽は照れて咽返る。
悠琉は咳き込んだ美陽の背中を擦る。
龍月は羨ましそうにいいなあと返した。
美陽はお茶を飲んで落ち着いた。
「勝谷先輩ありがとうございます。…良かったらですが、勝谷先輩と葵井先輩の分も作ってきましょうか?」
美陽は軽く首を傾けた。
美陽の言葉に龍月は目を輝かせ、悠琉は驚き咽返った。
「え、…ゴホッいいの?次沢さん」
悠琉は咽ながら美陽に聞いた。
美陽は笑顔で「はい」と言った。
「毎回重箱ですし…作る量は少し多くなるだけで済みますから」
美陽は楽しそうにお弁当を食べる。
「じゃあ、お願いします!次沢さん」
龍月は頭を下げて言った。
悠琉も美陽に頭を下げる。
「美陽、良かったね!」
そう言ってくる束李に美陽は嬉しそうに頷いた。
束李の親は学校行事に限って出張に出ていた。
それは中学校でも高校でも変わらない。
そのため、美陽は束李にお弁当を作っていた。
「ありがとね、美陽。私の親が出張なばっかりに…」
束李はそう言って俯く。
美陽は首を横に振った。
「何言ってんの?今更だよ!もう日課になりつつあります」
美陽は笑って束李に言った。
それにつられたように束李も笑った。
龍月と悠琉は屋上から教室が遠いから、先に屋上を出た。
美陽はお弁当を片づけながら束李に言った。
「ねぇ、束李。葵井先輩に苦手な食べ物と好きな食べ物聞いてきて!」
今度は美陽が束李にお願いする。
束李は快く美陽のお願いを了解した。
美陽は束李にお礼を言う。
「ありがとう、束李!」
「いえいえ、あ!そうだ…、勝谷先輩は聞かなくていいの?」
束李に聞かれて美陽はブレザーのポケットから携帯を取り出した。
「勝谷先輩とは、束李と葵井先輩がいない時に連絡先交換したから…。後でメールで聞いてみる」
美陽は照れくさそうに言った。
束李はニヤリと笑うだけでそこまでの反応はしなかった。
その日の夜、美陽は悠琉にメールを送った。
『こんばんわ、次沢です。
いきなりなんですが、
勝谷先輩の好きな食べ物と
苦手な食べ物教えてください!』
美陽は悠琉にメールを送るとお風呂に行った。
お風呂から戻ると、悠琉からメールの返信が来ていた。
『こんばんわ次沢さん、勝谷です
あんまり好き嫌いはないんだけど
強いて言うならきのことかトマトかな
お昼のやつ、ありがとうね。
無理しちゃダメだよ!(つ∀-)オヤスミー』
美陽はメールに書いてあったことをすぐにメモに残した。
美陽は何度も悠琉からのメールを読み返した。
美陽が寝ようと思っていたら、束李からメールが来た。
『美陽に頼まれたもの、
葵井先輩に聞いたよ
先輩は分かりやすく、
好きな物は肉、嫌いな物は野菜だって
委員会も準備も大変なんだから、
無茶して夜遅くまで起きてちゃ
ダメだからねおやすみ~♪』
美陽は教えてもらった龍月の好き嫌いもメモに記して眠った。
お昼休み、お昼を食べるメンバーも美陽、束李、龍月、悠琉の4人になりつつあった。
「そう言えば美陽、体育祭当日って…お弁当?」
束李に聞かれ、口の中に物が入っていた美陽は首を小さく縦に振った。
飲み込んでから美陽は話す。
「そうだよ、持参。…いつものいる?」
束李は美陽に一生懸命にお願いした。
「いつものって?」
悠琉が隣にいる美陽に聞いた。
「いつものって言うのはですね、中学の頃からなんですが…こういうイベントの時のお弁当です。たくさん動いたり水分補給もありますから、私が束李に作ってる特製ドリンクやお弁当のことです」
美陽は説明しておかずを口の中に運ぶ。
「へぇー、体育祭とかそういうときは決まってやってるの?」
次は龍月が聞いて来た。
美陽が答えられない代わりに束李が答えた。
「はい、大会のときとかも任せちゃってます。美陽のお弁当は美陽お手製でどれも美味しく、特製ドリンクもお腹に溜まるのにサラッとしてて…」
束李の言葉に美陽は照れて咽返る。
悠琉は咳き込んだ美陽の背中を擦る。
龍月は羨ましそうにいいなあと返した。
美陽はお茶を飲んで落ち着いた。
「勝谷先輩ありがとうございます。…良かったらですが、勝谷先輩と葵井先輩の分も作ってきましょうか?」
美陽は軽く首を傾けた。
美陽の言葉に龍月は目を輝かせ、悠琉は驚き咽返った。
「え、…ゴホッいいの?次沢さん」
悠琉は咽ながら美陽に聞いた。
美陽は笑顔で「はい」と言った。
「毎回重箱ですし…作る量は少し多くなるだけで済みますから」
美陽は楽しそうにお弁当を食べる。
「じゃあ、お願いします!次沢さん」
龍月は頭を下げて言った。
悠琉も美陽に頭を下げる。
「美陽、良かったね!」
そう言ってくる束李に美陽は嬉しそうに頷いた。
束李の親は学校行事に限って出張に出ていた。
それは中学校でも高校でも変わらない。
そのため、美陽は束李にお弁当を作っていた。
「ありがとね、美陽。私の親が出張なばっかりに…」
束李はそう言って俯く。
美陽は首を横に振った。
「何言ってんの?今更だよ!もう日課になりつつあります」
美陽は笑って束李に言った。
それにつられたように束李も笑った。
龍月と悠琉は屋上から教室が遠いから、先に屋上を出た。
美陽はお弁当を片づけながら束李に言った。
「ねぇ、束李。葵井先輩に苦手な食べ物と好きな食べ物聞いてきて!」
今度は美陽が束李にお願いする。
束李は快く美陽のお願いを了解した。
美陽は束李にお礼を言う。
「ありがとう、束李!」
「いえいえ、あ!そうだ…、勝谷先輩は聞かなくていいの?」
束李に聞かれて美陽はブレザーのポケットから携帯を取り出した。
「勝谷先輩とは、束李と葵井先輩がいない時に連絡先交換したから…。後でメールで聞いてみる」
美陽は照れくさそうに言った。
束李はニヤリと笑うだけでそこまでの反応はしなかった。
その日の夜、美陽は悠琉にメールを送った。
『こんばんわ、次沢です。
いきなりなんですが、
勝谷先輩の好きな食べ物と
苦手な食べ物教えてください!』
美陽は悠琉にメールを送るとお風呂に行った。
お風呂から戻ると、悠琉からメールの返信が来ていた。
『こんばんわ次沢さん、勝谷です
あんまり好き嫌いはないんだけど
強いて言うならきのことかトマトかな
お昼のやつ、ありがとうね。
無理しちゃダメだよ!(つ∀-)オヤスミー』
美陽はメールに書いてあったことをすぐにメモに残した。
美陽は何度も悠琉からのメールを読み返した。
美陽が寝ようと思っていたら、束李からメールが来た。
『美陽に頼まれたもの、
葵井先輩に聞いたよ
先輩は分かりやすく、
好きな物は肉、嫌いな物は野菜だって
委員会も準備も大変なんだから、
無茶して夜遅くまで起きてちゃ
ダメだからねおやすみ~♪』
美陽は教えてもらった龍月の好き嫌いもメモに記して眠った。