私にとって初めての恋。
体育祭当日、美陽は大きいお弁当箱を持って家を出た。
登校中に束李と会った。
「おはよう束李!」
美陽は自分から束李に駆け寄った。
「ん、もはよう!」
束李は朝ご飯らしきパンを口にくわえていた。
鞄を持ってない手で、パンを持つ。
「おはよう、美陽」
束李は美陽が持っていた大きい包に驚いた。
美陽はにっこりと嬉しそうに笑っている。
「やっぱ、4人分って多いね。大丈夫?」
束李が心配しているのは美陽の健康。
美陽は楽しそうに自信満々に言った。
「楽しみすぎて、昨日早く寝ちゃって。4時から作り始めました!」
2人は話しながら学校に向かう。
「美陽は競技出ないんだっけ?」
束李の問いに美陽は頷く。
「委員は本部として活動だから、仕事もあって両立はできないってことで競技には出ないの」
でもその分束李の走りがゆっくり見れると言って、美陽は嬉しそうだ。
束李は小さく悶えた。
「本当に今日は美陽の為に頑張る!」
美陽の言葉は束李の闘争本能を燃やした。
束李は美陽に先に行くと伝えて走って行った。
美陽は間に合うようにゆっくりと歩いて行った。
美陽が教室に行くと、クラスメイトは大半着替え終わっていた。
美陽も荷物をロッカーに片づけ、すぐに着替えた。
「束李、またグラウンドでね」
美陽は誰よりも先にグラウンドに行く。
先生方との最後の打ち合わせのためだ。
グラウンドに向かう途中、美陽はある人を見かけた。
「勝谷先輩!」
美陽は前を歩く悠琉に声をかけた。
悠琉は後ろから走ってくる美陽に気づいた。
「次沢さん、最後の打ち合わせ?」
「はい、そうです」
美陽は悠琉の隣に並んで歩く。
美陽は悠琉との距離に気づいて、少し頬が赤くなった。
悠琉に一礼して、美陽はグラウンドまで走った。
グラウンドに先生方、保護者、全生徒が整列し…体育祭が開幕した。
開会の校長の挨拶で生徒はぐったりとしていた。
「今日は水分補給が大事になってくるね…」
美陽は隣にいた菖蒲に話しかけた。
菖蒲はうんと小さく反応する。
「暑いから、皆に気を付けてもらわないと」
菖蒲は救護テントに行った。
美陽はテントの下で開会式の様子を見ていた。
長い校長の挨拶が終わって、連合代表による宣誓が行われる。
生徒達は大きい声を出して盛り上がる。
美陽もそわそわしていた。
美陽はとぎどき、クラスの連合の元にいた。
「美陽、見に来たの?仕事は?」
美陽を見つけた束李が美陽に駆け寄る。
「ん、今は大丈夫。ねえ、束李…今日暑いからタオルがあったら濡らしたほうがいいかも」
「うん、だから濡らしてきた。応援しよ!」
束李が頭につけている赤いハチマキがひらひらと舞う。
美陽は何故か不安そうな顔をしていた。
登校中に束李と会った。
「おはよう束李!」
美陽は自分から束李に駆け寄った。
「ん、もはよう!」
束李は朝ご飯らしきパンを口にくわえていた。
鞄を持ってない手で、パンを持つ。
「おはよう、美陽」
束李は美陽が持っていた大きい包に驚いた。
美陽はにっこりと嬉しそうに笑っている。
「やっぱ、4人分って多いね。大丈夫?」
束李が心配しているのは美陽の健康。
美陽は楽しそうに自信満々に言った。
「楽しみすぎて、昨日早く寝ちゃって。4時から作り始めました!」
2人は話しながら学校に向かう。
「美陽は競技出ないんだっけ?」
束李の問いに美陽は頷く。
「委員は本部として活動だから、仕事もあって両立はできないってことで競技には出ないの」
でもその分束李の走りがゆっくり見れると言って、美陽は嬉しそうだ。
束李は小さく悶えた。
「本当に今日は美陽の為に頑張る!」
美陽の言葉は束李の闘争本能を燃やした。
束李は美陽に先に行くと伝えて走って行った。
美陽は間に合うようにゆっくりと歩いて行った。
美陽が教室に行くと、クラスメイトは大半着替え終わっていた。
美陽も荷物をロッカーに片づけ、すぐに着替えた。
「束李、またグラウンドでね」
美陽は誰よりも先にグラウンドに行く。
先生方との最後の打ち合わせのためだ。
グラウンドに向かう途中、美陽はある人を見かけた。
「勝谷先輩!」
美陽は前を歩く悠琉に声をかけた。
悠琉は後ろから走ってくる美陽に気づいた。
「次沢さん、最後の打ち合わせ?」
「はい、そうです」
美陽は悠琉の隣に並んで歩く。
美陽は悠琉との距離に気づいて、少し頬が赤くなった。
悠琉に一礼して、美陽はグラウンドまで走った。
グラウンドに先生方、保護者、全生徒が整列し…体育祭が開幕した。
開会の校長の挨拶で生徒はぐったりとしていた。
「今日は水分補給が大事になってくるね…」
美陽は隣にいた菖蒲に話しかけた。
菖蒲はうんと小さく反応する。
「暑いから、皆に気を付けてもらわないと」
菖蒲は救護テントに行った。
美陽はテントの下で開会式の様子を見ていた。
長い校長の挨拶が終わって、連合代表による宣誓が行われる。
生徒達は大きい声を出して盛り上がる。
美陽もそわそわしていた。
美陽はとぎどき、クラスの連合の元にいた。
「美陽、見に来たの?仕事は?」
美陽を見つけた束李が美陽に駆け寄る。
「ん、今は大丈夫。ねえ、束李…今日暑いからタオルがあったら濡らしたほうがいいかも」
「うん、だから濡らしてきた。応援しよ!」
束李が頭につけている赤いハチマキがひらひらと舞う。
美陽は何故か不安そうな顔をしていた。