私にとって初めての恋。
美陽は悠琉に電話をかけ直した。
『はい』
悠琉はすぐに電話に出た。
美陽はすぐさま謝る。
「悠琉さん、ごめんなさい。丁度母親が今帰ってきていて…でも、電話ありがとうございます」
電話で話す美陽は照れくさそうにしていた。
『いや、大丈夫。お母さんか…。電話して大丈夫?』
「大丈夫です。母には電話すると伝えましたから」
『そっかならいいけど』
美陽と悠琉は次はどこに遊びに行くか話していた。
『ん、じゃあおやすみ美陽』
「はい、おやすみなさい…」
美陽は電話を切ると一息ついた。
「はぁ〜、まだ緊張しちゃうなぁ」
美陽の頬は赤く染まった。
「みよ〜」
「はーい!」
下から母親に呼ばれ、美陽は携帯を机に置いてリビングに行った。
母親が食卓の椅子に座っていた。
美陽はその向かい側に座った。
「あのね、美陽…」
美陽はゴクリと小さく音を立て唾を飲んだ。
母親の表情はいつになく真剣だった。
「次の仕事先がまた海外なの。それで今度こそは美陽を連れていくつもりでいるの」
母親の勝手な行動は今に始まったことではない。
「それで、今夏休み中でしょ?今から行けば向こうの学校にも行けると思うのよ」
(どうしていつもこうなのだろう…)
「ついてきてくれるわよね?」
美陽は俯き膝の上で手を強く握った。
そしてハッキリと言葉を放つ。
「行かない。お母さんには黙っていたけれど私ねお付き合いしてる人がいるの。それに束李と離れるのはもう嫌だ。今回ばかりはお母さんが何を言おうと私は…」
少し間を置いて、
「行かない」
美陽は自分の気持ちを言葉にして母親に言った。
家族であっても、美陽は悠琉と束李から離れることを嫌った。
母親はため息をついた。
「じゃあ、美陽が付き合っているという人?その人を明日連れて来なさい。私が見定めてあげる」
「…は?」
「だって、私よりも優先しているんでしょ?だったら会わせなさい!」
母親は先程よりもきつい口調で美陽に言う。
それならと美陽は返した。
母親は美陽をリビングに残して2階に上がって行った。
美陽はすぐに悠琉にメールを送った。
『はい』
悠琉はすぐに電話に出た。
美陽はすぐさま謝る。
「悠琉さん、ごめんなさい。丁度母親が今帰ってきていて…でも、電話ありがとうございます」
電話で話す美陽は照れくさそうにしていた。
『いや、大丈夫。お母さんか…。電話して大丈夫?』
「大丈夫です。母には電話すると伝えましたから」
『そっかならいいけど』
美陽と悠琉は次はどこに遊びに行くか話していた。
『ん、じゃあおやすみ美陽』
「はい、おやすみなさい…」
美陽は電話を切ると一息ついた。
「はぁ〜、まだ緊張しちゃうなぁ」
美陽の頬は赤く染まった。
「みよ〜」
「はーい!」
下から母親に呼ばれ、美陽は携帯を机に置いてリビングに行った。
母親が食卓の椅子に座っていた。
美陽はその向かい側に座った。
「あのね、美陽…」
美陽はゴクリと小さく音を立て唾を飲んだ。
母親の表情はいつになく真剣だった。
「次の仕事先がまた海外なの。それで今度こそは美陽を連れていくつもりでいるの」
母親の勝手な行動は今に始まったことではない。
「それで、今夏休み中でしょ?今から行けば向こうの学校にも行けると思うのよ」
(どうしていつもこうなのだろう…)
「ついてきてくれるわよね?」
美陽は俯き膝の上で手を強く握った。
そしてハッキリと言葉を放つ。
「行かない。お母さんには黙っていたけれど私ねお付き合いしてる人がいるの。それに束李と離れるのはもう嫌だ。今回ばかりはお母さんが何を言おうと私は…」
少し間を置いて、
「行かない」
美陽は自分の気持ちを言葉にして母親に言った。
家族であっても、美陽は悠琉と束李から離れることを嫌った。
母親はため息をついた。
「じゃあ、美陽が付き合っているという人?その人を明日連れて来なさい。私が見定めてあげる」
「…は?」
「だって、私よりも優先しているんでしょ?だったら会わせなさい!」
母親は先程よりもきつい口調で美陽に言う。
それならと美陽は返した。
母親は美陽をリビングに残して2階に上がって行った。
美陽はすぐに悠琉にメールを送った。