私にとって初めての恋。
翌日、母親は先にお店に向かい、美陽は悠琉との待ち合わせ場所に向かった。
待ち合わせ場所に行くと、既に悠琉がいた。
「悠琉さん!」
声をかけると悠琉は美陽に気がついた。
「美陽!」
悠琉は美陽に駆け寄った。
「急に本当にごめんなさい」
美陽は改めて頭を下げた。
「いいって、ほら!待ってるんじゃないの?」
「あ、そうだった」
悠琉はさりげなく美陽の手を取る。
美陽は顔を赤く染めながらも握り返した。
「ふ~ん、仲良さそうね」
「わぁっ!!」
急に後ろから現れた母親に美陽は声を上げて驚いた。
「お母さん!!」
「え…」
悠琉も突然のことで驚きを隠せていなかった。
「なかなかのイケメンじゃない。我が娘ながら面食いねぇ」
「もうっ!お母さん!!」
悠琉と母親にとって美陽の慌てている様はとても新鮮だった。
それから普通に母親が買い物を始めた。
美陽と悠琉は安定の荷物持ち要員だった。
「少し、休憩しようか」
母親のその一言で店内のカフェに入った。
「ちょっとお手洗いに行って来るね」
そう言って美陽は席を外した。
母親は先ほどまでのおちゃらけた雰囲気とは変わり、真剣な眼差しで悠琉を見た。
「先ほどはごめんね。というか急にごめんなさい。私にも時間がないもので…」
「いいえ、美陽さんにも散々謝られましたから。改めまして、勝谷悠琉です」
悠琉はお辞儀をした。
「美陽の母、次沢神楽といいます。それでね、単刀直入に聞くけど美陽とは真剣なのよね?」
「はい、真剣にお付き合いさせてもらっています。」
神楽は真剣な表情とは一変、笑って見せた。
「ならいいの、心配なのよ。私だって母親だわ娘の心配くらいするわよ。…まあ、あの子は私のことを鬼か悪魔のように思っているけれど…」
悠琉は緊張がとけたのかふっと笑みをこぼす。
「やっぱり親子ですね」
「え?」
「笑い方がそっくりです」
神楽は息をついて悠琉に言う。
「私はあなたたちのこと、応援するわ。反対もしない。だから、学校での美陽のこと教えて頂戴?」
「はい、俺でよければ!」
悠琉と神楽は連絡先を交換した。
そこで美陽が戻ってきた。
「お帰り、美陽」
「た、ただいまです」
美陽は照れながらも悠琉の隣に座った。
「美陽」
神楽に名前を呼ばれて美陽は神楽を見た。
神楽は美陽に向かって「よかったね」と口を動かした。
美陽は顔を真っ赤にしながらも、「うん」と嬉しそうに頷いた。
待ち合わせ場所に行くと、既に悠琉がいた。
「悠琉さん!」
声をかけると悠琉は美陽に気がついた。
「美陽!」
悠琉は美陽に駆け寄った。
「急に本当にごめんなさい」
美陽は改めて頭を下げた。
「いいって、ほら!待ってるんじゃないの?」
「あ、そうだった」
悠琉はさりげなく美陽の手を取る。
美陽は顔を赤く染めながらも握り返した。
「ふ~ん、仲良さそうね」
「わぁっ!!」
急に後ろから現れた母親に美陽は声を上げて驚いた。
「お母さん!!」
「え…」
悠琉も突然のことで驚きを隠せていなかった。
「なかなかのイケメンじゃない。我が娘ながら面食いねぇ」
「もうっ!お母さん!!」
悠琉と母親にとって美陽の慌てている様はとても新鮮だった。
それから普通に母親が買い物を始めた。
美陽と悠琉は安定の荷物持ち要員だった。
「少し、休憩しようか」
母親のその一言で店内のカフェに入った。
「ちょっとお手洗いに行って来るね」
そう言って美陽は席を外した。
母親は先ほどまでのおちゃらけた雰囲気とは変わり、真剣な眼差しで悠琉を見た。
「先ほどはごめんね。というか急にごめんなさい。私にも時間がないもので…」
「いいえ、美陽さんにも散々謝られましたから。改めまして、勝谷悠琉です」
悠琉はお辞儀をした。
「美陽の母、次沢神楽といいます。それでね、単刀直入に聞くけど美陽とは真剣なのよね?」
「はい、真剣にお付き合いさせてもらっています。」
神楽は真剣な表情とは一変、笑って見せた。
「ならいいの、心配なのよ。私だって母親だわ娘の心配くらいするわよ。…まあ、あの子は私のことを鬼か悪魔のように思っているけれど…」
悠琉は緊張がとけたのかふっと笑みをこぼす。
「やっぱり親子ですね」
「え?」
「笑い方がそっくりです」
神楽は息をついて悠琉に言う。
「私はあなたたちのこと、応援するわ。反対もしない。だから、学校での美陽のこと教えて頂戴?」
「はい、俺でよければ!」
悠琉と神楽は連絡先を交換した。
そこで美陽が戻ってきた。
「お帰り、美陽」
「た、ただいまです」
美陽は照れながらも悠琉の隣に座った。
「美陽」
神楽に名前を呼ばれて美陽は神楽を見た。
神楽は美陽に向かって「よかったね」と口を動かした。
美陽は顔を真っ赤にしながらも、「うん」と嬉しそうに頷いた。