私にとって初めての恋。
下校時間になって美陽は1人学校を出た。
束李は最近、龍月と一緒にいるのを見かけた。
「…寂しい」
ふと呟いた言葉は秋の赤く染まる空に消えた。
朝起きると肌寒く感じるようになった。
「マフラー買わなきゃ」
前から使っていたものはもうボロボロで買い替え時だった。
美陽は学校に行って束李に話しかけた。
「束李、今日も部活?」
「うん、帰りはまた先輩と一緒!…どうかした?」
「う、ううん。何でもない!」
寂しい気持ちが表に出そうになるのを堪える。
美陽は苦し紛れに笑って見せた。
教室で1人俯いていたら携帯に一通のメールが届いた。
宛名は神楽。
美陽は周りから見えないようにメールを開いた。
『寒くなってくる頃だからマフラーとか手袋とか膝掛け…その他諸々送ります♡』
と書いてあった。
「お母さん…っ」
美陽は堪えきれなくなり涙を流した。
そして無意識にメールの返信をしていた。
束李は最近、龍月と一緒にいるのを見かけた。
「…寂しい」
ふと呟いた言葉は秋の赤く染まる空に消えた。
朝起きると肌寒く感じるようになった。
「マフラー買わなきゃ」
前から使っていたものはもうボロボロで買い替え時だった。
美陽は学校に行って束李に話しかけた。
「束李、今日も部活?」
「うん、帰りはまた先輩と一緒!…どうかした?」
「う、ううん。何でもない!」
寂しい気持ちが表に出そうになるのを堪える。
美陽は苦し紛れに笑って見せた。
教室で1人俯いていたら携帯に一通のメールが届いた。
宛名は神楽。
美陽は周りから見えないようにメールを開いた。
『寒くなってくる頃だからマフラーとか手袋とか膝掛け…その他諸々送ります♡』
と書いてあった。
「お母さん…っ」
美陽は堪えきれなくなり涙を流した。
そして無意識にメールの返信をしていた。