私にとって初めての恋。
サラダやメインとなるおかずを買って美陽と悠琉は家に戻る。

「美陽、何作るの？」

キッチンで美陽の隣に悠琉は立つ。

「とりあえず、お魚を塩焼きにしようかと」
「うん、美味しいね」

悠琉は食器棚からお皿を2枚出した。

「ありがとう悠琉さん」

美陽は悠琉からお皿を受け取る。

「サラダ盛る？」
「うん、お願いします」

炊飯器のスイッチも押して、後は魚を焼くだけとなった。

「美陽も、お風呂入ってきたら？魚は俺が見てるから」
「はい、ありがとうございます。悠琉さん、湯冷めしてませんか？」
「ああ、ご飯終わったらまた入らせてもらっていい？」
「はい！遠慮なく」

美陽は一旦自室に着替えを取りに行った。

「じゃあ、入ってきますね」
「うん、ごゆっくり」

自分の家のお風呂に入るのにこんなに緊張したことはなかった。
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