私にとって初めての恋。
クラスの周りが美陽と束李に違和感を覚えた。
「束李ちゃんも勉強してるの?」
クラスの一人が聞く。
束李はもう何も思わずうん、と頷いた。
「美陽に言われて気づいたから。勉強疎かにしてクリスマス潰れるの嫌だもん!…それに龍月さんとも遊びたいし」
聞こえるか聞こえないかくらいまで声のトーンが下がる。
束李は美陽に向き直り、授業で分からなかったところを聞く。
「…確かにそうだけど」
「現実逃避は早めに辞めた方が後悔しないよ」
美陽はニコリと笑って言う。
それ以降クラスメイトから何かを言われなくなった。
「束李!私の説明でも分からなかったところはメモして先生に聞いた方が早いよ」
「そっかぁ!そうだね!」
放課後も休日も2人はテスト勉強をしていた。
「根を詰めるのも良くないけどね!」
「悠琉さん」
「龍月さんも!」
「よっ!」
差し入れと言って美陽と束李に買ってきたお菓子を渡す。
「ありがとうございます。今、お茶入れますね」
龍月は束李の隣りに座って、悠琉は美陽の手伝いにキッチンへ行った。
「束李ちゃんも勉強してるの?」
クラスの一人が聞く。
束李はもう何も思わずうん、と頷いた。
「美陽に言われて気づいたから。勉強疎かにしてクリスマス潰れるの嫌だもん!…それに龍月さんとも遊びたいし」
聞こえるか聞こえないかくらいまで声のトーンが下がる。
束李は美陽に向き直り、授業で分からなかったところを聞く。
「…確かにそうだけど」
「現実逃避は早めに辞めた方が後悔しないよ」
美陽はニコリと笑って言う。
それ以降クラスメイトから何かを言われなくなった。
「束李!私の説明でも分からなかったところはメモして先生に聞いた方が早いよ」
「そっかぁ!そうだね!」
放課後も休日も2人はテスト勉強をしていた。
「根を詰めるのも良くないけどね!」
「悠琉さん」
「龍月さんも!」
「よっ!」
差し入れと言って美陽と束李に買ってきたお菓子を渡す。
「ありがとうございます。今、お茶入れますね」
龍月は束李の隣りに座って、悠琉は美陽の手伝いにキッチンへ行った。