紅い月が離れるとき
「なんかよく分かんね。
治療方が見つかってない
いわゆる?? 不治の病…
みたいな??」
それなのに明るくいられる
暁がすごいと思った。
「そっかあ…大変な
病気なんだね……。
実はあたしもね,
小さいときはすごく
病弱だったの」
「そうなんだー。
そうは見えないけど」
毎日毎日,点滴受けて,
何日も入院して,
それでやっと治った。
「だから,外を知らなかったの…。
外で遊びたくて,
治ってすぐスカウトされたから
すぐモデルになって
外を楽しんでるの!」
だから,毎日が楽しいよ。