紅い月が離れるとき

「え,あ。…うんっ!!」


「まじで~!?
スゲェ,柚苗もう
芸能人じゃん!」


「あ,そうなるねー」


よかった,喜んでくれた。


楽しい時間を過ごしていると,
平口さんがやってきた。


「暁くん,夕飯よ」


「もうそんな時間なの?」


「もう少し話したいから
柚苗,ちょっと待ってて」


「OK! ちゃんと
食べなあかんで~?」


「はは,うん」



それでも暁は,
ほとんど残した……。


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