18年後の日本と・・・。
この学校に来る前に調べた情報によると、千尋は普段は屋上に居るみたいですね?
カツンッカツンッ
此処ですか?屋上というのは...。中に人がいる気配は...。いますね?確実にどなたかが。
計4名ですかね?
ガチャッ
パッ!
流石に知らない気配が入ってきたら気付きますよね。逆に気付いてくれて良かったです。何時もの癖で気配を消さないように頑張ったんですから気付かなかったら、私が・・・。フフッ
?「えーと、どちら様ですか?」
チッここにも敬語使うやつがいるのですか。すごく気分が悪いですね。これが同族嫌悪というやつですか。
煌羽『私は皇 煌羽と申します。以後お見知りおきを。』
?「皇 煌羽?」
煌羽『どうかなさいましたか?そこの方』
先程とは別の方が私の名を呼び呆然と此方を見ていた。まぁ、誰かと問う必要は無いのですがね。
?「も、もしかして、煌羽兄ちゃん?」
煌羽『えぇ、そうですよ?久し振りですね?千尋?』
千尋「煌羽兄ちゃん!!」
ギュッ!
千尋「え!本当に煌羽兄ちゃんなの?!いつ帰ってきたの???」
煌羽『昨日ですかね?貴方を驚かせたくて、誰にも言わないようにお願いしていたんですよ。だから、泣かないで下さい。』
千尋「な、泣いてないもん!!」
クスリッ
煌羽『そうですか?』
千尋「そうだもん!」
?「あのー?すみません。貴方は千尋とどういう関係なんでしょうか?私は千尋の仲間の
威都喜 冬哉と申します。」
煌羽『千尋の言葉通り、私達は兄弟ですよ?ただし、そこら辺の兄弟より"仲が良い"という言葉が付きますけどね?』
ムカッ
冬哉「っへぇ〜。そうだったんですか?本当ですか?千尋。」
千尋「僕の兄ちゃんの言葉を疑うのは許さない!兄ちゃんが言う言葉はどんな時でも本当だもん!!だから!例えそれが仲間だとしても、その言葉は許容出来ない!」
冬哉「あ、それは、すみません、私の配慮が足りていませんでした。」
煌羽『千尋、お前も仲間に対して少々言い過ぎですよ?』
コクンッ
千尋「.....冬哉、.....その、...ごめん、言い過ぎた。」
冬哉「いえ、謝って下さりありがとうございます。」
煌羽『.......ところで、他の方は自己紹介をして下さらないんですか?』