清掃シンデレラストーリー。

名前を呼んでいたからって
どうして社長まで
名前を呼ぶのか分からなかったけど

彩さんと呼ばれるたびに
特別な気持ちがして嬉しかった。

それにしても何で、そんなに
私を気かけてくれるのだろうか?

しかし、そんなある日。

社長は、いつもの通りに私に声をかけてきた。

そして私にある物を差し出してきた。

「これは……?」

「今度、ウチが主催をしている 
パーティーがあるんだ。
良かったら君にも来てほしい」

会社が主催をしているパーティー!?

「えっ……でも、そんなところに私が行っても
いいのでしょうか!?」

それこそ場違いじゃあ……?

「君に来てほしいんだ。
気軽な気持ちで来てくれたらいいからさ」

社長は、にこやかにそう言ってくれた。

しかし、ある問題があった。

< 12 / 20 >

この作品をシェア

pagetop