清掃シンデレラストーリー。
名前を呼んでいたからって
どうして社長まで
名前を呼ぶのか分からなかったけど
彩さんと呼ばれるたびに
特別な気持ちがして嬉しかった。
それにしても何で、そんなに
私を気かけてくれるのだろうか?
しかし、そんなある日。
社長は、いつもの通りに私に声をかけてきた。
そして私にある物を差し出してきた。
「これは……?」
「今度、ウチが主催をしている
パーティーがあるんだ。
良かったら君にも来てほしい」
会社が主催をしているパーティー!?
「えっ……でも、そんなところに私が行っても
いいのでしょうか!?」
それこそ場違いじゃあ……?
「君に来てほしいんだ。
気軽な気持ちで来てくれたらいいからさ」
社長は、にこやかにそう言ってくれた。
しかし、ある問題があった。