清掃シンデレラストーリー。
「お気持ちは、嬉しいのですが……私には、
着て行く服もありませんし」
パーティーに着て行く服なんて
1枚も持っていない。
変な格好で行く訳には行かないし……。
「あぁ、それなら俺に任せて」
「えっ?」
俺に任せてって……社長。
一体どうする気かしら?
にこやかに言う
社長の真意が分からなかった。
とりあえず指定されたホテルに着てほしいと
言われて私は、行くことにした。
日曜日に指定されたホテルに行くと
とんでもなく大きくて立派なホテルだった。
まるで物語に出てくるようなお城みたい。
フロントに名前を伝えてと言われたので
伝えるとすぐさま案内をしてくれた。