清掃シンデレラストーリー。
営業課を覗くと忙しそうにしていた。
電話の対応に追われていたり
パソコンのキーボードの音が鳴り響く。
大変そうだなぁ……と思いながら
いらない書類やゴミを集めた。
必要な書類が入っていたら困るので
必ず捨てる際は、一声かけて確認してもらう。
「あの……こちらのゴミは、捨てても
よろしいでしょうか?」
「はぁっ?そんなの見たら分かるだろ。
こっちは、忙しいんだ」
「ですが、一応確認を……」
そう言ったのだが、無視して
席を外されてしまった。
あ、確認が……。
どうしようかとゴミ箱を見ながら
ため息を吐いた。