あなたに追いつきたくて
ちょっとまて、俺。


冷静に考えて、教師がそんな事していいのか?

まぁ、親に言ってあれば大丈夫だよな。


白岡さんの両親には連絡した

「杉田先生が預かってくださると安心です。すみません宜しくお願いします。」

とのことだったし


「お風呂入った?」

「え?入りました!!」

「じゃあ、俺お風呂入ってくるから、テレビとか勝手につけていいから!あと、飲み物も冷蔵庫にあるからから自由に飲んでいいよ」

「あ、ありがとうございます。」

初めてくる家に緊張してるのかそわそわして落ち着かない様子



ていうか白岡さん大丈夫かな。

さっき絡まれたのやっぱり怖かったよな。

女の子だしこれからトラウマとかになんねぇかな。


シャワーを浴びると嫌でも傷口にあたる水で怪我したところが痛む。

お風呂に入ってる間ずっと、白岡さんの心配ばかりしていた。

俺がお風呂からでると眠そうにしている白岡さん
「ごめん、もう11時だし眠いよね」

「いえ、大丈夫です」

「白岡さん、ベットで寝ていいよ。俺、こっちで寝るから」


「え、でも体痛くなっちゃいます。」

「大丈夫だから、向こうで寝ちゃいな笑」

「分かりました、ありがとうございます。」


そういって白岡さんはリビングを出て行った。
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