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アタシに何回もそんなキスをして
「金持ってる?」
と突然タクミが聞いた。
「は?」
何のことだかわからずに首を傾げると
「ホテル行こう。」
とタクミがアタシの肩に腕を回してそんなことを言った。
「ふざけてるの?」
アタシはタクミの腕を振り払って怒った。
大学の名前が入ったジャージ姿にサンダル履きのタクミを見て
とてもホテルになんか行く気にならなかった。
「大学の名前入ってるのに堂々としすぎじゃない?」
「別に俺だってわかるわけじゃないし…」
タクミのこういう考え無しで行動する所が嫌いだ。
「キョウだって行きたいだろ?」
「バカじゃないの?
行きたいワケ無いじゃん!」
アタシはもう話す気もなくなって自分のマンションに向かって歩き始めていた。
「待てよ。もう帰んの?」
タクミが腕をつかんでアタシを止めた。
「どうしてハナエを誘わないの?」
「俺がキスしたかったのはキョウだから。」
「それならどうしてハナエと付き合ってるの?」
「だってハナエ可愛いじゃん。
ハナエのことは好きだけど…
キョウともこういう関係を続けたいって思ってる。
ダメか?」
こんな軽いタクミと話しても分かり合えないと思った。
「ダメに決まってるでしょ?」
そういうとアタシを引き寄せて言った。
「ハナエと別れて欲しいってこと?」
「そんなこと言ってない!」
「それでもキスとかそれ以上の事だって俺としてんじゃん。
お前だってレオいるクセに結構簡単にヤらせるじゃん。」
アタシは腹が立ってタクミの頬を思い切り殴った。
多分タクミに腹が立ったんじゃない…
きっと自分に腹が立っていた。
「金持ってる?」
と突然タクミが聞いた。
「は?」
何のことだかわからずに首を傾げると
「ホテル行こう。」
とタクミがアタシの肩に腕を回してそんなことを言った。
「ふざけてるの?」
アタシはタクミの腕を振り払って怒った。
大学の名前が入ったジャージ姿にサンダル履きのタクミを見て
とてもホテルになんか行く気にならなかった。
「大学の名前入ってるのに堂々としすぎじゃない?」
「別に俺だってわかるわけじゃないし…」
タクミのこういう考え無しで行動する所が嫌いだ。
「キョウだって行きたいだろ?」
「バカじゃないの?
行きたいワケ無いじゃん!」
アタシはもう話す気もなくなって自分のマンションに向かって歩き始めていた。
「待てよ。もう帰んの?」
タクミが腕をつかんでアタシを止めた。
「どうしてハナエを誘わないの?」
「俺がキスしたかったのはキョウだから。」
「それならどうしてハナエと付き合ってるの?」
「だってハナエ可愛いじゃん。
ハナエのことは好きだけど…
キョウともこういう関係を続けたいって思ってる。
ダメか?」
こんな軽いタクミと話しても分かり合えないと思った。
「ダメに決まってるでしょ?」
そういうとアタシを引き寄せて言った。
「ハナエと別れて欲しいってこと?」
「そんなこと言ってない!」
「それでもキスとかそれ以上の事だって俺としてんじゃん。
お前だってレオいるクセに結構簡単にヤらせるじゃん。」
アタシは腹が立ってタクミの頬を思い切り殴った。
多分タクミに腹が立ったんじゃない…
きっと自分に腹が立っていた。