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turning point
タクミは別れるからって言ってたのに
ハナエは結婚するつもりでいる。

アタシはタクミの気持ちがわからない。

ハナエが居ながらずっとアタシに手を出してくる気持ちもわからないし…

アタシが好きならどうしてハナエと別れないのかもわからなくてタクミをずっと信じることが出来なかった。

「タクミと…結婚?

もしかしてプロポーズされたの?」

本当のことはハナエに聞くしかないと思った。

「そうじゃないけど…

このまま離れ離れなんて寂しいもん。」

とりあえずホッとしたけど
タクミは多分ハナエに別れ話をしていない事がわかった。

「でもいますぐ結婚したってほとんど試合とか合宿とかであんまり居ないんじゃない?」

「だからよ。

逢えないからこそ結婚してタクミを私のものにしておきたいの。

変な女がつかないウチに…。」

変な女っていうのが自分の様に感じて
チクチクと胸が痛む。

「でも…まだ早くない?

アタシたちまだ22だよ。」

それなのにアタシは必死でハナエを止める理由を探してた。

「それにもしかして…タクミとの赤ちゃんが出来たかも知れないの。」

「え?…赤ちゃん?」

タクミはハナエとまだ頻繁に会ってるのだ。

しかもやる事はやってるワケだ。

これ以上タクミになんか振り回されたくないと思った。









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