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タクミの撮影する姿は本当にカッコ良かった。
社内で何度も見てるスポーツウェアが
別の物と思えるくらいステキに見えた。
バレーをやってた頃より少し体重を落としたのか
アスリートだったカラダは
モデル体型に変わってきている。
それにはかなりの苦労があるようで
タクミは自分の体型にかなり気を使っている。
それでも肘に手術痕があるのでそれだけがモデルのタクミにとってかなり致命的だった。
技術をもってすれば後から綺麗に編集して隠せるのだが
本人は袖の無い物を着るのに抵抗があるようだった。
タクミはモデルという仕事に限界を感じていると言った。
「折角売れて来たのにモデル辞めるの?」
「俺もさ、もう27だし…
若さが無くなればモデルも仕事は限られてくるだろうしな。
バレーとかどこかで教えられたら良いかなって。」
タクミは本当に好きなバレーをどんな形でも続けたかった。
「選手としては無理でも、コーチとしてなら続ける事が出来ると思ってさ。」
「ちゃんと考えてるんだね。」
「キョウはこの仕事に満足してる?」
「うん。」
「そうか…羨ましいな。」
そしてタクミは髪を整え
また撮影に入った。
しかしコーチになりたがってたタクミは
自分の思う所とは違う場所へどんどん流されていった。
社内で何度も見てるスポーツウェアが
別の物と思えるくらいステキに見えた。
バレーをやってた頃より少し体重を落としたのか
アスリートだったカラダは
モデル体型に変わってきている。
それにはかなりの苦労があるようで
タクミは自分の体型にかなり気を使っている。
それでも肘に手術痕があるのでそれだけがモデルのタクミにとってかなり致命的だった。
技術をもってすれば後から綺麗に編集して隠せるのだが
本人は袖の無い物を着るのに抵抗があるようだった。
タクミはモデルという仕事に限界を感じていると言った。
「折角売れて来たのにモデル辞めるの?」
「俺もさ、もう27だし…
若さが無くなればモデルも仕事は限られてくるだろうしな。
バレーとかどこかで教えられたら良いかなって。」
タクミは本当に好きなバレーをどんな形でも続けたかった。
「選手としては無理でも、コーチとしてなら続ける事が出来ると思ってさ。」
「ちゃんと考えてるんだね。」
「キョウはこの仕事に満足してる?」
「うん。」
「そうか…羨ましいな。」
そしてタクミは髪を整え
また撮影に入った。
しかしコーチになりたがってたタクミは
自分の思う所とは違う場所へどんどん流されていった。