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タクミにドラマの話が来て
本当に台詞もほとんど無い、ちょい役だったが、
タクミはそのドラマの出演でまた少し注目を浴びることになった。
タクミは既に27歳でかなりの遅咲きだったが…
俳優の仕事が増えて
出るたびにどんどん役が良くなっている。
アタシは同棲して半年でレオにプロポーズされて
結婚することになった。
レオが好きだし…
一緒に暮らしてみて
忙しいレオを支えてあげたいと思うようになった。
その頃には既にタクミへの気持ちは諦めに変わっていた。
住む世界が違うし、芸能人になったタクミと恋人になるなんて考えただけでも無理だと思った。
レオは結婚の準備もなかなか出来ないほど忙しかったが
ようやく招待状を送ることになった。
アタシはタクミに招待状を送るか悩んでいた。
深い意味はないけど…
何となく送るのを躊躇ってしまう。
「何悩んでるの?」
レオが不思議そうにアタシを見ている。
「うん…タクミ呼ぶべきかな?
忙しそうだし…芸能人を呼ぶって色々大変そうだし…」
レオはしばらくアタシの顔をジッと見ていた。
「タクミに任せたら?
一応送って…来られなければ来ないだろうし…
来たければ来てもらえばいいんじゃない?
最初から気を回して呼ばないなんて…タクミにしたら寂しいと思うよ。
キョウはタクミにとって大事な幼馴染だろ?」
「うん…そうだよね。」
アタシが納得すると
レオはいきなりアタシにキスして来た。
ちょっと乱暴なキスは
まるでタクミに嫉妬してたあの時と同じだった。
本当に台詞もほとんど無い、ちょい役だったが、
タクミはそのドラマの出演でまた少し注目を浴びることになった。
タクミは既に27歳でかなりの遅咲きだったが…
俳優の仕事が増えて
出るたびにどんどん役が良くなっている。
アタシは同棲して半年でレオにプロポーズされて
結婚することになった。
レオが好きだし…
一緒に暮らしてみて
忙しいレオを支えてあげたいと思うようになった。
その頃には既にタクミへの気持ちは諦めに変わっていた。
住む世界が違うし、芸能人になったタクミと恋人になるなんて考えただけでも無理だと思った。
レオは結婚の準備もなかなか出来ないほど忙しかったが
ようやく招待状を送ることになった。
アタシはタクミに招待状を送るか悩んでいた。
深い意味はないけど…
何となく送るのを躊躇ってしまう。
「何悩んでるの?」
レオが不思議そうにアタシを見ている。
「うん…タクミ呼ぶべきかな?
忙しそうだし…芸能人を呼ぶって色々大変そうだし…」
レオはしばらくアタシの顔をジッと見ていた。
「タクミに任せたら?
一応送って…来られなければ来ないだろうし…
来たければ来てもらえばいいんじゃない?
最初から気を回して呼ばないなんて…タクミにしたら寂しいと思うよ。
キョウはタクミにとって大事な幼馴染だろ?」
「うん…そうだよね。」
アタシが納得すると
レオはいきなりアタシにキスして来た。
ちょっと乱暴なキスは
まるでタクミに嫉妬してたあの時と同じだった。