あのメロディーをもう一度
「はぁー。」

「あれ?ゆきの??」

大きくため息をついたら後ろから聞き覚えのある声がした。

「もも。」

「あ、そう言えばこれ!机の上に置きっぱなしだったよ」

そう言ってももは楽譜を差し出してきた。

「え...あ、有難う。」

私、楽譜を部室から持ち出したっけ...??

いつも必ず片付けいたと思うのだが...

「そう言えばももどうしたの?」

「部活中だよ〜。ちょっとトイレしたくなっちゃってさ。」

ももは若干顔色が悪い様に見えた。

「体調悪い?」

「ちょっとね。でもゆきのほどじゃないと思うよ。」

真剣な表情でそう言言い返された。

え、やっぱり私体調悪いように見えるのかな!?

「ちょっとは休みなよ?じゃ、部活戻るから。」
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