日野くんの心が知りたいです。
「私、玄関で日野くんが来るまで待ってようと思います!」
「それがいいわよ。……頑張って」
わぁ、ツンデレの愛莉ちゃんのそっぽを向きながらの励ましは……!
破壊力すごすぎます!
たった今、私は愛莉ちゃんに心臓を撃ち抜かれました。
それから、愛莉ちゃんと一緒に玄関へ向かう。
着くまでの間、話題なんて何も浮かばなかった。
その代わり、日野くんへの告白の言葉だけがループしていた。
そうだよ、伝えるんだ。
ちゃんと目を見て、「好きです」って。