日野くんの心が知りたいです。


そんな私の考えは、あまりにもあっけなく否定され。



「……俺にも、読ませて」



そんな意味のわからない言葉が日野くんから聞こえてきた。




えぇっ!?



これは夢ですか?




あのクールな日野くんが。



あの自分から何にも興味を示さない日野くんが。



私の読んでる恋愛小説を読みたいだなんて!!

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